かねてより僕は、価格重視=安価を優先した、品選びをしていました。
経済的に余裕が少ないときは、なお更、そういった傾向になりますよね。
でも、あるきっかけで、(限度はありますが)値段を重視しない選考を始めています。
ちゃんとしたものならば、想像以上の耐久性があるだろうし、使い勝手も良いはず。
仮に何かあっても、きちんと修理できるから、いつまでもそばに置いておける安心感。
そのモノ自体の、価値の高い低いに、目を向けるようになりました。
安いものを、どんどん交換していくのも一つの方法で、好む人もいるでしょう。
果たしてそれは、今流行りの「持続可能な云々」といえますかね?
家づくりでもおんなじことが言えると思うのです。
30年も持たないと言われる木造住宅ですが、ちゃんと建てて、しっかり早めにお手入れを出来たなら、決して短命で終わることなく、かなり長持ちするはず。
よく家づくりの現場でご提案するのは、たとえば住設機器のアップグレード用に考えて、貯めていた(よけておいた)予算300万円を、建物の性能を上げる方向に投資できたら、月々の光熱費が下がって、家中の温度差がなくなって、暑い寒いからも解放され、見えない部分の結露も無くなるだろうから、すっごく居心地よくて、快適で、長持ちする家になるかもしれません、と。
将来、「子供に代を譲る際、新しく新築し直すのか?」、「軽微な手直しだけで、今と変わらず暮らせるのか?」
後者が、ヨーロッパにおける、伝統的な考え方で、主流だと聞きます。
今では、比較的容易に選択できて、現物を手に入れられるようになりました。しかし、本物とまがい物が混在するので、見極める術を学んで、身につける必要がありますね。
家具を買うときに考えたい5つのこと。長く使える家具選び
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