こちらのお施主様は、かつて約9年前、「建物外壁の塗り替え+高耐久処置」メンテナンスをきっかけに、なにかと複数回、お声掛けくださっている得意先様です。
このたび、40数年間、大事に使ってこられた流し台一式を、システムキッチンに更新なさる工事をお手伝いできました。
第一に、衛生的に長期間使えて、耐久性に定評のある、国内メーカー品を推奨したところ、お気に召していただきました。
押し込むだけの物置とならないよう、昇降式吊戸棚を多用して、日常使いできるようになさいました。
ほか、予算とすり合わせながら、最新機器の一部を足し引き、なさいました。
合計、ショールームへ3回出向いていただき、仕様を決められました。各部の色柄/意匠はもちろん、長い目で見て、機能性+デザイン性+使い勝手にも優れた内容で、上手くまとめられました。
想定外だったのが、水とガスの壁出し旧配管を隠すため、約120ミリ壁を手前に「ふかす」必要が生じたこと。
キッチン自体も100ミリ以上、奥行きが広くなるため、背面の食器棚との間の通路が20数センチ狭くなってしまう。そこで、通路にあったゴミ箱を、シンク下に収納することを提案し、ご採用。
また、正面壁を広くえぐり取って、ニッチを造作し、小物類のちょい置きと、スマホ/タブレットが使いやすくを目論み、造作してみました。(コンセント付き)
(写真はありませんが)調理排気を外へ出す、換気扇の吐き出し位置と、隣接するベランダとの位置関係が気になりました。
風向きによってはベランダで渦巻き、匂いと油分がこもってしまう恐れがあるのでは、と気づきました。
そこで、外壁の吐き出し口から、パイプを露出ながらも延伸し、ベランダの外で排気できるように改良を施しました。
キッチン本体はきれいになったのに、見える範囲の傷んだクロスはどうだろう、ということで、部分貼り替えもご指示なさいました。
ついでに、(背面)造り付けの食器棚の微調整や、タオル掛けの調整、ほかも承り、ご家族皆様が長年に渡ってお困り/お悩みだった点を、ガバっと改良する処置を施すことが出来ました。
ご用命くださいまして、ありがとうございます!