これまで、私が考えていたのは、条件の良い立地を探して、
耐震性と耐久性、断熱と遮熱、気密と換気、日射取得と遮蔽、などを
中心に考えられたら、完璧に、他より良い家が建つ、と思ってました。
しかし、近年、自然災害の複雑化、多様化、頻発化を目の当たりにすると、
防災面も真剣に考慮しないと、35年以上安心して住まいできないのではないか、
本当にそう思うようになりました。
そんな中、僕にとってもタイムリーな記事があったので、参考まで。
※ただし記事の冒頭、主要指標の異常が地球危機を招いている、には明確に反対します。
さて、私案ですが、
洪水対策として、1階は緩衝地帯として、2階以上に非常電源と空調室外機を備える。
大雨対策として、水はけの良い屋根形状と、雨仕舞の徹底。大量の雨水を下流に流す外構。
大雪対策として、少しは屋根で抱え、軒を広く、周囲の緩衝帯で落雪を受け止める工夫。
強風対策として、風を受け流す建物形状と、外構でも風をかわすデザインを併用する。
暑さ対策として、窓やドアの性能向上は当然のこと、軒の出、庇の役割を見直し、充実を。
いずれにしても、確かな品質で、狙った効果や性能の発揮が期待される
商品/サービスを取り入れることは、当然ながら必須条件ですね。
なお、初めに全部盛り込むことが難しければ、後から手直しするのも良し、と考えます。
次回のリフォームに合わせて、設備更新と、機能アップを図ることは有り、ですね。
要は、建てて終わり、ではなくて、最後まで家と一緒に伴奏し、労ってあげることです。
異常気象を想定した家づくりを考える
https://www.houzz.jp/ideabooks/155657439/